過去分詞も現在分詞も動詞が変身したものです。「動詞の遺伝子を持ちながら名詞、形容詞、副詞に変身」です。TIME誌程度の文章を読んでいると徐々に文章の仕組が見えてきます。学校では教えてもらえなかった文法ですので、ほんの御参考になればと言う思いで記載しました。

 

<現在分詞>

①名詞的用法(意味上の主語は所有格で表す)

  「~すること」と訳し学校では動名詞と言う表現で学習します。

 

 I like        (my) watching TV in the room every day.

  S V   名詞句 ( S       V        O   副詞()     副詞() )     

  S V       O   (私が毎日その部屋でTVを視ること)

 

 日本語でも「私は私がTVを視ることが好きです。」とはくどくて言わないのと同じで、my 

 は省略しますので、 以下になります。

 I like watching TV in the room every day.

 

②形容詞的用法(意味上の主語は所有格or目的格or名詞で表す)

 「~している(した)状態の・・・」「~する・・・」「~した・・・」「~するだろう・・・」

 の4つの訳があります。文脈に応じて進行状態・現在・過去・未来に訳し分けましょう。

 I saw a girl singing a song in the room.

  S V   O (S V           O     副詞()) 

  名詞(a girl)+形容詞()(singing a song in the room) =名詞()となりsawの目的語

 となっています。

 

 特に、「~している状態の・・・」の意味に限定したい場合は、「be+ing」の形をとります。

 学校では「現在進行形」として学んでいます。

 

③副詞的用法(意味上の主語は主格をとる)

  「~して」の訳でほぼ意味が通ります。

  日本語の助詞「て」に相当すると考えてよいと思います。なぜなら、学校ではこれを

  分詞構文と言う表現で学び、丁寧な説明として「原因、理由、結果、順接、・・・」を表す

  と言った説明があった記憶がありますが、助詞「て」も同じ意味を持ちます。

 

  (I) having a headache, I  could not go    to school.

    副詞()                    S   動詞()        副詞(

    同類項の(I)は省略します。

 

<過去分詞>

①名詞的用法

 学校で現在完了と学ぶ時の過去分詞と思います。

 かつては、「have+名詞+過去分詞」の形でこの過去分詞は形容詞(句)として、名詞を修飾

 していたのでしょう・・・。名詞は何かと言うと「その時の思い」「その時受けたイメージ」で、

 現在に至るまで持ち(have)続けているというのが、現在完了です。

 (二世の方に「現在完了は、過去の出来事のズームアップ」と教わったことがありますが・・・) 

 

 *ネットで「英語喫茶」に説明がありますので、御参考ください。

   (但し、名詞的用法と言う表現はされていませんが)

 

  He has gone.

  「彼が行ったという出来事が起きた時、さびししさと追いかけたい思いが起った。

  今でも依然その時のイメージを覚えている。」とでも、何とでも状況次第で文脈から

  訳すことができます。つまり過去の出来事(過去分詞での名詞)をズームアップして

  今に至っても何らかの影響を持って(have)いる、と解せます。

 

②形容詞的用法

 「~されている・・・」「~された・・・」「~されるだろう・・・」の訳になります。

 She is     loved by him.

   S    V    C (形容詞+副詞句=形容詞句)

 

 学校では、「be+過去分詞」を動詞句として考え、受動態として学びます。

 She   is loved   by him.

    S         V       副詞句  

 

 She is   the  girl     loved by him.

    S   V     C (名詞 + 形容詞句=名詞句)

 

③副詞的用法(意味上の主語は主格をとります)

 「~されて」と訳し、現在、過去、未来の時勢は文脈で判断します。

 ここでの説明は、現在分詞と同じ内容になりますので割愛します。

 

(質問)

 では何故過去分詞に受け身の意味を持たせたのでしょうか?

 

 現在分詞は能動態で使ってしまったので、受け身は何かで表現したかったのでしょう・・・

 過去の出来事発生時に受けた思い(心理状況)までこめている過去形が過去分詞ですので

 誰かに何かを被った気持ちを込めていたのかも知れませんね・・・

 

(質問)

 では、文章全体を名詞にしたり形容詞にしたり副詞にする「不定詞」と分詞の使い分けは

 どうなるのでしょうか?

 

  まず、ざっと不定詞の復習です。

 He goes to bed (early). →for him to go to bed (early)

   名詞(句)作成用法:For him to go to bed early is good for his health.

     (For him は省いた方がくどくないので省きますが・・・)

 形容詞(句)作成用法:It is time for him to go to bed.

  副詞(句)作成用法:He went home soon for him to go to bed early.    

 

 さて、以下の文章はいつ使いますか?

 日本語訳は同じで「あなたと話せてよかった」

  It`s nice to talk to you. 

   (toを用いることで気持ちが「あなたと話す」方へ向かっており、

    「これからお話しできてうれしい」となります。)

    It`s nice talking to you.

   (事実を客観的に話し、「talkingした事実はniceと思います」となります)